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2020/10/01: 科学技術振興機構(JST)の支援課題「バイオマスガス化発電装置の実証」が決定しました

現在進行中であるSDGs(持続可能な開発目標)への関心の高まりを受けて、 これから社会的な需要の増加が予想されるRE100(再生可能エネルギ ー100%)電力のベース電源の供給元として、国内産燃料を利用する木質バ イオマス発電所は期待されています。その様な社会環境の高まりで本開発 は必要な状況となっており此の度、JST殿のご支援のもと、本開発の実証事 業に着手することとなりました。
弊社が保有する特許(特許第6551745号)を用いたバイオマスガス化発電シス テムは、以下の特徴を持っております。

  • 熱分解炉と改質炉が直結しているため中間物移送のトラブルが無く、外 部放熱損失が最小化されます。
  • 熱分解で発生するタール分は改質炉の炭化物層で捕集され、炭化物と同 時に完全分解・ガス化されるので、閉塞トラブルもなく灰以外の排出物 は発生しません。
  • 汎用のロータリーエンジン採用により、無弁であるためエンジン側のタ ールトラブルも無く、騒音・振動も極小、また軽量であるためメンテナ ンスも容易で費用も安価です。
  • 燃料についてのフレキシビリティーがあるため、燃料に使用する木質チ ップの適応範囲が広くなり、燃料製造コストを低減できます。また今後 増大が予想される木質災害ごみ等の燃料への対応も視野に入れており、 社会貢献の観点からも優位性を持ちます。

「自然エネルギー事業」の具体的な取組みとして、持続可能な社会整備のため のエネルギー問題への対応や、現代日本の抱える社会問題解決へ寄与するべく 、個々の物件特性に応じた最適な施策を行うことを目指します。